ひばり通信vol.55 『インフルエンザ』

空気が感染してくるこの季節、インフルエンザ対策をしましょう

毎年秋から冬にかけては、インフルエンザの流行シーズンです。

インフルエンザにかからないよう、またほかの人にうつさないためにどのような対策ができるでしょうか?

インフルエンザから身を守る為には正しい手洗いやふだんの健康管理、予防接種で感染を防げます。

①マスクを着用

インフルエンザウイルスに感染した人が「せき」や「くしゃみ」をするをすると、ウイルスを含んだしぶきが飛び散ります。これを健康な人が鼻や口から吸いこみ、ウイルスに感染してしまうことを、『飛沫感染』といいます。インフルエンザウイルスの感染は、主にこの「飛沫感染」によって起こるといわれており、これを防ぐためには、人ごみをなるべく避けること、「正しくマスクを着用すること」が大切です。

②正しい手洗い

私たちは毎日、様々なものに触れていますが、それらに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。流水と石鹸による手洗いは、手に付着したウイルスを物理的に洗い流す効果があります。手洗いは15秒以上しっかり行い、水分を十分ふきとりましょう。

③消毒

手が洗えない場合、手指消毒用アルコール製剤(エタノール等60~80%程度含むもの)をで消毒することは非常に効果的です。

④部屋を換気する

インフルエンザ予防には室内の環境整備も重要です。十分に換気を行い、新鮮な空気と入れ替え、室内のインフルエンザウイルスを少なくすることが重要で、特に大勢の人がいる部屋では、定期的に換気をするようにしましょう。効率のいい換気を行うために、空気の取り入れ口と出口ができるだけ対角線となるように、窓を開けるなどの工夫をしましょう。また、冬期は外気が冷たいため換気の回数が少なくなりがちなので、特に注意して1時間に数回は室内の空気を入れ替えましょう。

⑤予防接種

ワクチンの効果については年齢などにもよりますが、発症(病状発現)を約50~60%減少させる、重症化を防ぎ成人の入院を約70%減少させる、高齢者の死亡リスクを約80%させるといった効果があります。ワクチンを打った後にインフルエンザにかかることもありますが、ワクチンを打たないでかかるより重症化を抑えることができます。また、発熱期間を短くすることができるといった、単に予防するだけでなく重症化を抑えるという観点からもワクチン接種を推奨します。

PAGETOP