ひばり通信vol.57 『夏の食中毒』

食中毒は5月~8月にかけて増える傾向にあります。

食中毒の原因は大きく分けると次の4つです。

・細菌

・ウイルス

・寄生虫

・自然毒(毒キノコなど)

中でも、暑くなる季節に気をつけたいのは細菌による食中毒です。細菌性食中毒は1年を通じて発生しますが、特に食中毒を引き起こす細菌は30~40℃で最も増えやすくなります。

家庭で発生する食中毒を予防するためには 『つけない』 『増やさない』 『やっつける』 という三原則を実践しましょう。

つけない

手指にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物につけないよう、食品を扱う際は必ず手を洗いましょう。使用後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌しましょう。特に生肉や魚を切ったまな板や包丁は入念におこないましょう。

②増やさない

食べ物に付着した細菌を増やさないために低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品や総菜などは、購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。細菌は時間の経過と共に増殖するため、時間が経ち過ぎた料理や食品は食べずに思い切って捨てましょう。

③やっつける

多くの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。大抵の食中毒は加熱調理すれば防ぐことができます。加熱の目安は中心部を75度以上で1分以上です。食材の中心部までしっかり火を通すようにしましょう。

食中毒に関する情報は厚生労働省食品安全委員会にも掲載されています。

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